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金色の死 谷崎潤一郎大正期短篇集 講談社文芸文庫 / 谷崎潤一郎 タニザキジュンイチロウ 【文庫】のレビューは!?
50代 男性さん
この本は面白い。谷崎潤一郎は現代の小説や文化の土台を築いた人だと感じさせました。「金色の死」は乱歩の「パノラマ島奇譚」を、「人面疽」は映画「リング」(解説より)を、「小さな王国」は手塚治虫の作品を等、想起させるものです。「耽美派」ということで、エロチシズムばかりが先行していましたが、改めて谷崎潤一郎を見直しました。(ページ数282ページの割には1,300円と高いですがそれだけの価値はあると思いました)